最近、音楽サブスクをAMAZONミュージックからYouTube Musicに変えまして。
無料お試しで使ったYouTubeプレミアムの広告なし、バックグラウンド再生可に慣れると、もう広告ありに戻れねーな、となり。
でも月1500円はたけーなー、と感じていたところでYouTubeプレミアムにはYouTube Musicが含まれるということに気付き。
AMAZON(月1000円)を解約し、YouTubeに移行すれば500円アップ位で“広告なしチューブ”の快適をゲットできる、ということでお引越しと相成りました。
そんなマニアックなバンドを聴かないんで、サブスクなんてどこも一緒だと思っていたんですが…入ってる曲が結構違うんすね。
とはいえチャゲアスが無いのは一緒なんですが、Chageソロ…YouTubeの方が曲数がある…
てなわけで、このニューアルバムが…聴ける…苦笑
ぶっちゃけChageソロ、大抵の場合サブスクやYouTubeで聴けない曲は「ライブが初見」になるので、ツアーが無いと聴けないんすよね…(懺悔)
まぁこれは…某元相方さんと違って、気持ちが離れたとかそういう話ではなくChageソロに対する通常運転なのであしからず笑
さて…と…(気を取り直して)
レビュー、行ってみよー!!!
…苦笑
まず…最初にひとこと…
すいませーん!!
スルーしてたことを謝ります…汗
メッチャ良かった!!マジで良かった
いい意味で肩の力が抜けて、大人が本気で遊んでいる感じの名盤、そんな印象。
実験的なサウンドが魅力だった中期ビートルズを彷彿とさせるサウンドが素敵です。
プロデューサーの島田昌典氏はaikoとか秦基博あたりをやっている人だそうで、ちょっとヒネりがありつつも“イイ感じ”のサウンドを作る人選としては最適ですね。
Chageの立ち位置とミュージシャンのスキル、実績もろもろは、この手のプロデューサーがある意味では仕事抜きに思う存分に手腕を発揮する場としても最適だと思います。
また、ジャケットのアートワークも素晴らしく、この辺のセンスは相変わらず見事ですね。
てなわけで曲順を追ってレビューしてみましょう。
1.それが愛なら OK
ピアノとギターの音色が印象的な”これぞChage!!”という、ひと捻りあるロックンロールナンバーで幕を開けます。
そして尋常じゃなくカッコいいドラム!!。
思わず調べたら…それも納得…日本最強のスリーピースバンド『トライセラトップス』のドラマー吉田佳史。
余談ですが、トライセラといえば20年くらい前に行ったロックフェスで、真夏真昼のステージを最前列で熱中症寸前になりながら朦朧と見た、という思い出があったりしますww
スリーピースでここまで厚みが出せるのか?と驚いたのと、いい意味で”感じが悪い”外タレバンドのような空気感が印象的でしたね。
この時のメインがミスチルで、ちょろっとやった桜井のモノマネが激似だったのも覚えてますw。
そんな吉田氏、本作でも”バンドのドラマー”らしい揺らぎとグルーヴが最高です。
ロックナンバーですが、そんなにシャウトする感じじゃないのもアルバム全体のレイドバックした雰囲気にマッチして良いですね。
2.swing&groove
中期チャゲアスの臭いもする、ジャズ歌謡っぽい曲。
今のChageの雰囲気や歌唱には似合いますね。
ライブで聴きたい曲でもあります。
また、こういう新曲があることで、ライブでは並びで演奏されると思われる『蛍』や『紫陽花と向日葵』といったチャゲアス曲がより映える感じになるのが良いです。
3.No.3
ザ・ビートルズ!!!!という曲。
ギターリフ、シタールからボーカルのエフェクト、テープ逆回転フレーズ処理まで終始ニヤニヤが止まらない感じです。
単にオマージュで終わらずにサビの広がりで一気に“Chageワールド”になるのも素敵。
歌詞もいいです。
サビラストの『観覧車に乗りたい 好きみたい 君次第』ってフレーズにキュンときます笑。
しかしドラマーのサウンドが曲全体に与える影響ってここまで大きいものか?という感じで、トライセラのアルバムにそのまま入っていてもおかしくない、という印象。
こういう曲を聴くと、やっぱライブ行きたくなりますね。
そしてコロナ明けてツアーをやる時は是非この吉田佳史氏をドラマーに迎えて欲しいと思います。
4.僕だけのピンナップガール
曲名!!
それだけで勝利、そんな感じです笑。
『ふたりの愛ランド』へのアンサーソングだそうですが、それに相応しい名曲だと思います。
ここまでテーマが明確だと、プレイヤーからエンジニアまで描く“画”が統一されるんですよね。
ギターの音色、ホーンやコーラスのアレンジ、その辺に迷いがなく”あの頃の感じ”をバッチリ立体化してます。
Chageソロライブでの『ふたりの愛ランド』、実は苦手だったりするんですが、この曲が出来たことで相乗効果も期待できます。
いやーライブ行きたくなるわー。
5.うたたね
フルート!!!
いや、この曲「フルート奏者のアルバムにゲストボーカルでChageが参加した」そんな印象ですw。
後半のフルートソロを待っちゃうw
最も“ロックサウンドとフルートは仲良し”ってのは秘かなお馴染みだったりしますが。
曲調も『春の雪』とかその辺に近い、非常にChageらしい湿度の高い感じが素敵。
この手の曲はライブでいい感じに響くし、ライブで育ってファンに人気が出る曲でしょうね。
6.君に逢いたいだけ
この曲、瀬尾一三御大との久々の競作と界隈で話題になったんですが、YouTube先行を聴いた感じ…正直ピンと来てなかったんすよ。
やっぱり『終章』とか『告白』みたいな、”ザ・チャゲ”なベタベタバラードを期待していたというところもあり。
「3曲やったうちの1曲」ならいいけど、この曲だけかぁ…と肩透かし感が否めなかったんですが…
でも、アルバム通しで聴いて、この位置で入ってきた時に”全く印象が変わりました!!”。
スンバラシイ!!
基本軽いフォークタッチな曲調なんですが、随所に見せるハープやストリングスの重厚感などは”流石御大!!”と唸らされるサウンドです。
この前5曲がラフなバンドサウンドということもあって、対比でその緻密さ繊細さがより光ります。
あと、ビートルズやクラプトンに比べて、21世紀に入ってあまり耳にすることが無くなった”サイモン&ガーファンクル”を思い出させてくれるというのも良いですね。
アウトロのまんまオマージュなコーラスとかニヤリとします。
あとは何より3:17くらいで挟まれる一瞬の場面展開!!!。
チャゲアスファンにはニヤリとしか出来ない、このワンフレーズで涙腺をくすぐるようなフレーズを挟むあたりが…もうニク過ぎです!!!
やっぱなんつーかですね“歳を経たもの同士がする崇高な遊び”って感じが、いいです。
笑顔あふれるスタジオの様子が浮かぶんですよね。
んで願わくばこのコラボが単発ではなく聴きたい、とやっぱ思ってしまいます。
『次は”ザ・チャゲ”なバラード』そう願うのは仕方ない欲張りかと。
最後に、最近の定番ペースである「6曲入りミニアルバム」、非常に利にかなってるなぁ、と。
サブスクで単曲で聴くのに慣れちゃった耳にも通し聴きがしやすいですし、何よりライブで全曲演奏し世界観を作りつつも、ファンが求める旧曲・チャゲアス・MM曲を混ぜ込んだセットを組むのに過不足無いボリュームだと思います。
と、いうわけでもう想像の何倍も素晴らしいアルバムでしたが…
やっぱねぇ…Chageはライブ、そしてロックな人!!というボク的に、こんな作品を聴いちゃうと…
ライブ見て―――――!!!
という欲求が溜まっちゃいますね。
是非いつかこの世界観を島田昌典(Piano&Key)、吉田佳史(Dr)、西川進(Gt)…という最高過ぎるメンバーで立体化して欲しいなと思いますね。
このメンツで作るラウドなブリティッシュロックサウンド…もうヨダレしか出ないっすわ。
んで最終日の東京公演では瀬尾一三氏をゲストで迎えて『終章』とか『嘘』を演ってくれちゃったら…などと妄想してしまいますw。
ということで、円盤買ってないボクが言うのもなんですが(汗)、とても良い作品なので何らかの方法でゲットして聴いてみてください☆☆。
コメント
「君に逢いたいだけ」なんかどっかで聴いたことある…!と思ったら「Darling」と似てませんか??どっちもASKA曲にない真っ直ぐな明るさがあっていいですね!