Official髭男dism 『Universe』

■Official髭男dism 『Universe』

あけましておめでとうございます。

 

いつぶりだ…という更新ですが…汗。

もうぶっちゃけ閉じてもいいんだけどそれもなぁ…レベルのモチベだったりするのですが、まぁ色々な経験もしたブログなので少々惜しくもあり…ということで。

 

 
とりあえず開店休業、万年閉店セールで行こうと思いますが。

 

 
そんな中、「書くぞ!!」というモチベを与えてくれたのは、ここ最近の音楽的モチベの大半を占めるヒゲダン様でございます。

 

作品がリリースされるごとに、素人でもハッキリと分かるレベルアップを感じられる、それも既に超高みにいるところからの更なる上昇、こんな楽しく、スリリングなものはありません。
 

 
てなわけで新曲『Universe』

前作が『Hello』で…とまぁ、ザワつくところはありますが、それは置いておいてw

 

 
まずこの曲、リリースのバックボーン的なところに感じる『漢気』にグッときております。

各所でプロモされているように3月から公開になる劇場版ドラえもん『のび太の小宇宙戦争』の主題歌。

 

 
んでですね…

 

 
前作の劇場版ドラえもん『のび太の新恐竜』の主題歌を歌ったのはご存知Mr Childrenなわけです。

しかもこれ、ドラえもん50周年、それに合わせ50歳を迎える桜井が書き下ろし、映画はドラえもん映画の原点『のび太の恐竜』という…”これでもか”とエピソードが詰め込まれとりました。

んでもちろんミスチル様の楽曲はその背景に負けない名曲…

 

 
これ、ギョーカイっぽく言うならば”天井を叩いた”状態。

 

 
となると当然『次』は難しくなる。

しかも今作『小宇宙戦争』は『のび太の恐竜』と並ぶ劇場版ドラえもんでは屈指の名作、そのリメイク。

 

 
普通に考えたら乃木坂46とかNiziUみたいなベクトルの違う“旬”を持ってくるか、もしくは無名の新人を起用するか…そのあたりが常套手段だと思います。

 

 
そこにあえて…ミスチルと同じ男性ボーカルの本格派ポップスバンドであるヒゲダン。

 

 

メイウェザーみたいに何十年も王者にいるチャンピオンに対し、勢いのあるランキング1位の若手が逃げずにぶつかる

 

 
この”構図”から既にグッとくるわけです。

 

 
しかもミスチルと互角以上に戦える名曲を送り出してくる…この感じね。

 

 
話は逸れるんですけど、ヒゲダンとかキングヌーの雰囲気っていわゆる「お笑い第七世代」に通じるというか…

『レジェンド・先輩に対する変な神格化的扱い』を感じないのが逆に気持ちいい。

 

 
スキマスイッチあたりがAp bankフェスに出た時にみせる、『桜井さんが自分の歌を歌ってくれてるなんてー』『袖で隣にASKAさんとか小田さんがいてー』みたいなノリ、はたまた千鳥とか花丸大吉くらいまでの芸人がダウンタウンやさんまに見せるへりくだり過ぎな感じ…

 
これまでは僕もそれをむしろ“心地良いもの”と捉えてたんですが、これがねぇ…さんまを『シーフードパイセン』と呼んじゃうEXIT、(たけしの世界丸見えに対し)『あんな番組に出たいと思ってる若手はいない』と言っちゃう宮下草薙とか、そういうナチュラルなふるまいをみると、自分と同世代の40前後の人がレジェンドに見せる”やりすぎ敬意”って実は“作品”においてはノイズになるウザいもんなんだなぁ、と気付かされるところがありまして。

 

 
例えばヒゲダンの藤原氏がAp bankフェスに呼ばれたとして、口では「桜井サーン」的に言ったりしても多分内心はそうじゃないだろう?とか、『pretender』を山木秀夫や亀田誠治が弾いてても「上手いけどグルーヴが古いわ」と思ったりしそうな感じ、それが非常に心地良いわけです。
 
思えばスキマスイッチとか秦基博とか、あの辺をいいんだけど何か”好き”とはなれなかった理由のひとつがここにあったがします。
 

 
さて、話を戻して…曲本体のレビューに。

 

 
総評としてはこれまで同様…
 

いい音楽は、ひと時でもヒトをハッピーな気持ちになれたと錯覚させる力がある

 
40オヤジにこんなこっぱずかしい感想を思わせ、書かせる力が楽曲にある。

 
これに尽きます。

耳が幸せになる。

 

 
重箱の隅を細かく言えばいくらでも言えますよ、もう玉手箱状態。

 

オープニングからグッときまくり。

伝家の宝刀であるスティーヴィー・ワンダー全開のピアノで幕を開け、2回り目でワウのカッティング、エレドラのパッド、センス満点のアナログシンセが入ってくるという、“ヒゲダン印”付きまくりのイントロに期待感しか起きません。

 

 
んで全般を通して超高度なキメ・キメ・キメ…キメまくりのアレンジなのに、その中を各楽器が自由自在に飛び回り、極上のアンサンブルが楽曲の多幸感をさらに彩る…。

 

 
ちなみに『pretender』も『115万キロのフィルム』もそうですが、“演奏”に焦点を当てた場合の肝は2番のAメロ。

『ヒゲダンの2A』はテストに出るんで赤線をw。
 
グルーヴィーなリズムに、ホーンとピアノの細かいフレーズが絡んでくるスリリングなアンサンブルがたまりません。

 

 
そんな中でも今回のMVPはベース

 

 
この手の曲ではお馴染みの音色、フレーズなんですが、それが“生きている”んですよ!!。

ベースラインだけ追って何回も聞けます、特に1番明けの間奏でピアノとベースだけになりアンサンブルするところ、もう素晴らし過ぎて鳥肌立ちまくり。

 

 
とはいえこのバンド…”曲・歌・演奏が素晴らしい”のはもう想定内。

 

 
その上で歌詞の精度がググっと上がっているというのが、たまらないトコロ。

このバンドにおいて歌詞は演奏・歌よりは伸びしろがあるポイントだと思うんですが、それをしっかりと伸ばしてきている、という印象です。

 

 
特にサビのアタマ。

 

『0点のままの心で暮らして』

 

この1行だけを見せて「何の主題歌でしょう?」というアンケートを取ったら多分7割位の人が『ドラえもん』と答えると思うんですよ。

『0点』の2文字で作品と楽曲の架け橋を作る小憎らしさw

 

 
その上で歌詞の中に『のびた』というワードを忍ばせる隠れミッキー的な遊び心。
 

 
もうねこの余裕すら漂う感じが腹立たしいwww

 

 

これだけの仕掛けをした挙句、『野に咲くユニバース』なんて表現で締める。

ユニバースが”野に咲く”んですよ!?w

この辺の”コトバの奥行き”は、間違いなくここ最近の進化だと思います。
 

 

ホント新曲を聴くたびに、改めてスゲーバンドを送り込んだなぁ…と感じるわけですが。

 

いやーね、2020年にアメリカで一番売れた”バンド”って何と『ビートルズ』らしいんすわ。

そう考えた時にこのヒゲダン、あとキングヌーがチャートの上位にいる日本って、『バンド』というジャンルでは非常に健全であり、今世界一なんじゃないかと感じたりもします。

 

 
てなわけで、締めはもう何度も言って同じになりますが、オールドロックやニューミュージックwが好きだったオッサンは食わず嫌いをせずに聴くべし、というバンドだと思いますので騙されたと思ってYouTubeやサブスクで再生してみてください。

 

 

コメント

  1. jakkie1978 より:

    待っていました。更新くださってありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

    髭男、2021年も日本の音楽業界盛り上げてくれるだろうなというワクワクする新曲です。

    ベテランアーティストも愛しつつ、今の人たちのよい作品はよいといえる40代でありたいと思います。

    今年もよろしくお願いいたします‼️

  2. jakkie1978 より:

    また、ベテランミスチル様の最新アルバム(ロンドンレコーディングでストリングス大活躍のバンドサウンド、小林さん不在でつくった1枚)も、音質が好きになってしまい、LPも買ってしまいました。

    時を経るほど音楽は進化する。過去ばかりみちゃいけないと襟を正した1枚です。