ヒゲダンと座王でこの鬱々とした日々を乗り切っている感じですが…
今年の2月に発売になった新曲。
いやーーマジでスゲェ。
お笑いでは「第7世代」で盛り上がってますが、バンド界・J-POP界もロスジェネを抜けて出てきた人たちがモノスゴイコトになってますね。
『pretender』で作ったハードルを、こうも簡単に超えてくるかね、と。
既に超ハイレベルにあったクオリティを軽々と突き抜けてきてます。
それにしてもこのバンド、音がいい。
鍵盤系の音色を中心にとにかく『グッと』掴まれ、そして耳が幸せになる。
鍵盤でここまで魅せ、聴かせるバンドって日本初じゃないっすかね?。
クラシックピアノ、エレピ、オルガン、シンセ…すべての音があるべきところに収まっていてひたすらに心地よい。
んでそこに反則級に上手い他パートも完璧に絡んでくるという。
ライブじゃなくスタジオテイクであのグルーヴを感じさせるってのは、完璧にひとつの”画”が描けてるんだろうな~、と。
ピアノ主体でポップな歌モノにして、サウンドがとにかく”バンド”しているのが素晴らしい。
『“バンド”が織り成す楽しさ・スリリングさ』という意味では、それこそBOOWY以来なんじゃないか?などとオジサンは感じるわけですw
んでもって今回の『I LOVE…』
ご多分に漏れずイントロからグッときまくり。
このバンドの曲全体に言えることなんだけど、基本的には“よくある”、シンプルな感じなんだけど、そこにこのバンドならではの”マジック”がある。
オジサン的に言えば、ぶっちゃけスティーヴ―・ワンダーなんですよ(まぁ「スティーヴィーを演れる」ってだけで超高度なわけですが…)。
ただそこにこれまでのフォローワ―バンドみたいな“借りてきた感”が無いという。
パクってるとかそういうんじゃなくて、ひとつのメソッドとしてそれを”ものにして”いる感じというか…。
これはジャンルや技法を『素材』として捉えて、それを組み合わせて立体化していく”イマノヒト”な思考があってこそ、という印象です。
いやーー新人類www。
さて、脱線した話を元に戻し『I LOVE…』
他の楽曲に比べてデジタルな造りがシャレオツ、そりゃアップルもCMに使うわ~、と。
EDM(知らんけどw)な感じで低音がギリギリのトコロに張り付いているサウンドがカッコいいっす。
こういうのにも”取って付けた感”がなく自然なのが凄いなぁ、と。
一方でシンセの裏で鳴ってるワウのカッティングとか、生楽器も良い感じで…相変わらずニクい。
ベードラのリズム隊はエレドラ叩いたり色々やってんのかな?、私の耳と知識では詳細は分かりませんが、多分「今回打ち込みなんでお休み」ではない何かを色々していると思われます。
てかこういう“後期ビートルズ感”なのですよ!。
スタジオでワイワイと色々工夫して音を造ってる画が思い浮かぶところが元バンドマンとしてもグッとくる理由です。
コーラスパートにもピッチ系エフェクトかけてあえて違和感を出してたり、そういう細かいところがオタ気質のオッサンにはたまらないわけです。
と、色々書いておいて…
そういう細かいところが目立たない位に普通にポップで良い曲というのが一番凄い。
シンプルに名曲。
歌詞の精度もどんどん上がってる印象です。
YOUTUBE公式にも上がってますし、ほとんどのサブスクに入っているんで、外出もろくにできずクサクサしている人は是非チェックしてみてください。
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