ジャニー喜多川が倒れSMAP絡みでゴチャゴチャし、吉本があんな感じで泥沼化し…
その中で“公然の秘密”として暗躍していた「旧い力」が露呈され、その力を失っていく様をリアルタイムで見ている感じです。
もっとも、新勢力によりクリーンになったとかいうことは全くなく、根っこの原因は旧権力側ってのがそれまでのやり方で「口止め」が出来るとまだ思っているのが稚拙、というコトに尽きると思いますが。
こんだけネットが進み、末端のペーペーや会場のバイトまでノー検閲で世界中にダイレクト発信できる中で「口止め」出来ると思う方がどうかしてるわけですが、理屈では分かっていても頭の中でイメージが出来ていないジジイはついやっちゃうんでしょうねぇ…
それにしても一連の流れで、かなりの客観性と正論性を感じるたけしの意見がモロ”昔のヤクザ”の理論というのが皮肉が効いていていいですな。
「主の言うことは絶対、そのかわり主は借金してでも子の面倒をみる」というのがたけしの軍団に対するスタンスだし、実際20代、30代の頃はポケットマネーで軍団に給料を払ってたり、つい最近でも所有する工房の管理人という名目で、母親介護の問題を抱え、自身も持病があるグレート義太夫を食わせていたりと、それを実践し続けてきた人だけに重みは感じます。
とまぁそんな全体の話は置いておいて…
僕が気になってるのが…
「詐欺被害にあわれた老人が渡したお金を受け取ったなんて云々…」
「詐欺被害に遭った方の痛みや気持ちを考えて云々…」
という理屈での批判。
これ、メチャメチャ違和感を覚えるんだよなぁ・・・
もちろん「宮迫側の反省の理由・言葉」なら至極全うだし納得できます。
あと実際に詐欺被害者から出た言葉だとしてもまぁ分かる。
でも…これが”ワイドショーのコメンテーターや、SNSでツッコんでいる人の批判材料”となると話が違うと思う。
そもそも大多数の詐欺被害者…
「私達がだまし取られたお金からギャラ貰いやがって、宮迫も亮も許さん、ムキー!!!」とはならない
と思う…
それにベタな例だけど、オレオレ詐欺やっている人がラーメン食ったとして、金貰ったラーメン屋の店主は「これは詐欺被害者のお金だ、返さなきゃ!!」ってしなきゃならんの?と。
こういう切り口で批判するヤツ、マジで嫌い、つかメチャメチャ気持ち悪い。
全体的にさぁ…”悪ならどんなに小さくても叩いてOK”てな雰囲気、何か汲々として気分が重くなるからホント嫌。
僕はかなり前、元SMAPの草彅剛が酔っぱらってやらかしで大バッシングされた時から頃からこの”汲々”が気になって、それに対して思ってることがあって。
「悪」と「そうじゃない・常識的・普通」の間にある
“誉められたことじゃない”
という言葉の概念、位置、感覚、感情、これをもっと意識して持つべきだと思う。
そしてその「誉められたことじゃない」を、「1回は許す」っていう寛容さ。
このふたつを意識して持つことで、昨今では不当に大問題扱いされてしまうようなコトが、だいぶ緩和されておおらかで生きやすい世の中になると思いますね。
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