いきなりですが、とある子どもの頃にしていた“遊び”について。
これ、たまに思い出しては文字通り“背筋がゾッと”するんですけど…
その遊びは『手裏剣作り』という名前からして物騒な臭いがするものです。
僕は千葉の山奥に住んでいたんですが、小学校高学年位になると、どこからともなく年上の男の子から伝承されたものでした。
記憶する限り、僕の上下2~3歳ではこの遊びは確実に実施されていました。
おそらくですが、似たような事は全国各地で行われていたと思われます。
さて…その『手裏剣作り』の内容とは…
ご家庭の道具箱から、適当な(それも長めの!)釘を2、3本くすねてきて…
“線路の上に置き、電車に轢かせる”
…というもの。。。。
えっと…今振り返ると…確実に…
“総てがアウト”
な代物です…苦笑
僕がこれをしていた数年後、どこかで『線路に置かれた釘で電車が脱線する』という事故が起こりました。
全国でこの遊びを経験していた人たちは、そのニュースを聞いて心の底から震えあがっていたと思います。
それにしてもこの遊び、大人になって思い返すと想像を絶するリスクを抱えています。
まずは、何よりも電車を脱線させるリスク。
実際に何軒か事故が起こっていますし、全く低い可能性ではなかったように思います。
次に、自分自身が電車に轢かれるリスク。
釘が転がるため、綺麗に線路上に釘を置くのにはかなりの集中力が必要だったりします。
んでこれに集中すると当然、電車の接近に気付くのが遅れます…
別件ですが僕自身、踏切内で街灯に集まるカブトムシを探していて、電車の接近に気付けず、かなり近い距離(子どもの感覚では目の前)で警笛を鳴らされたことがあります。
そして、置いた釘が電車に弾かれ、自分ないし近くにいる人に直撃するリスク。
通過する電車の車輪で弾かれた釘…紛れもなく殺人兵器です…苦笑
電車通過後に置いた釘が無かったこともあったわけですが、それはどこかに弾き飛んでいたはずで…考えるだけで恐怖です…
しかも、その危険を侵して完成した成果物…当然ながら釘がそのままペシャンコになった物であり、アタマに“オモチャの”なんて言葉はとても冠することのできない、忍者の本に載っている『棒手裏剣』そのものです。
上手く投げられるようになると、フツーに木の板にサクサク刺さってましたからね…
完全に殺傷能力充分な『兵器』です。
ちなみにボク、いわゆる“ヤンチャ”からは程遠いガリ勉・今でいう草食系の人間です。
この遊びがその属性にまで降りてきているということは、ヤンチャ組がどこまでやっていたか…と想像すると“よく死人が出てないよな”というレベルですね。
特にオチは無いんですが、ツイッターで炎上どころじゃないことが昭和では“ふつー”だったというヒトコマでした。
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