“既にオヤジがトーマスおたく”というわけで、トーマスタウン(新三郷)、トーマスランド(山梨)に続き、“日本3大トーマス”のラスボスこと大井川鉄道のトーマス機関車へ乗ってまいりました。
息子とふたり、日帰りバスツアーでの弾丸ツアーでございます。
このバスツアー、人気ツアーの割にネットの情報も少なく、ツアー会社からのレジュメも不親切なため、その内容がいささか不透明。
自分が予約する時も凄く不安でした…。
というわけで、このバスツアーの使い勝手も含め、“リアルトーマス乗車”のレポートをお送りしようと思います。
集合 ~朝6:30@新宿・・・~
集合は新宿西口バスターミナル。
朝6時半出発なので、6時過ぎには現地着、そうすっと4時半起き…
もう“寝ボケる息子を小脇に抱えてダッシュ”って感じですw
集合場所にはトーマスTシャツを着たトマキチ家族がわらわらと…、一部“おおきなおともだち”もいましたが、そこには触れません…苦笑
ちなみにこの西口ターミナル、現在工事中という事もあり周辺にコンビニやトイレなどの施設が満足にありません。
なので、買い物は地元、トイレは新宿または都庁前駅にて済ましておくことをお奨めします。
ちなみに6:30というのは週末の渋滞想定での時間でして、平日発のツアーはもう少し遅い出発になります。
トーマス日帰りバスツアー出発
バスが着き乗車、いつもそのバスかは分かりませんが、席前にたぷり余裕があるタイプの車両だったので、この点はかなり快適でした。
ツアータイプとしては「ガイドなし・添乗員あり」というものです。
これは価格や距離、ツアーのタイプを考えればごく順当という印象です。
ここで強く言いたいんですが、“絶対に子ども、それも幼児連れが中心”と分かっているツアーなわけで、出来れば“トイレ付車両”にして欲しいと思いました。
ちなみにトーマスランド行きのバスはトイレ付でした。
というか実際、新宿でトイレは済ましていたんですが、乗車し朝ごはんを食べた直後、渋滞のど真ん中で「トイレ~」と言いだしマジ焦りしました…
念のためと用意していたオムツを履かせ、携帯用トイレを準備して覚悟を決めていましたが、運よくそのまま眠り最初のSAまで持ったので事なきを得たのですが…
これは強く改善して欲しいポイントですね。
幼児連れ、長時間バスは持つのか…?
さて、このツアーに参加するかどうか悩んでいる方の一番の心配はここでしょう??
ひとことで答えるならば…
“乗っちゃえばなんとかなる”
とw
車内はもっと地獄絵図を想像してたんですが、そうでもなかったですし。
まず皆さん4時、5時起きで来ているので、とりあえずある程度は寝ますw
んで泣き声や叫び声も、参加者全員が同じ条件なので“お互い様”の精神で、普段の電車などよりも気になりません。
あとはまぁオモチャやお菓子をフル動員し何とか耐え忍べばOK、と…
僕もこのために用意したトーマス絵本とビンゴで乗り切りましたw
とはいえ行き5時間、帰り3時間のバスの旅は、それなりに負担も大きいと思うので、自家用車や泊りの選択肢がある人はそうした方が良いとは思います…苦笑
近付くにつれ…走るトーマスの姿が!
疲労がピークに達した昼過ぎに高速を降り、山奥へ向かいます。
車窓に自然が広がりだし期待値も高まる中、“並走する線路にトーマスが走っている”という情報が入って来ます
これがイー感じの助走に
着かず離れずなんで、なかなかしっかり見られないんですが、これがジリジリとこちらの期待を煽ります。
今回は運よく、最後の休憩地だった道の駅で、陸橋を渡るトーマスを見られたのもラッキー。
これはメチャメチャアガります!!!
千頭駅到着 ―トーマスフェア―
というわけで長ーい旅を終え、昼過ぎに千頭駅に到着。
ここでは「トーマスフェア」なるイベントも開かれていて、大井川鉄道トーマスのメイン会場となっています。
到着時間によって、ここで自由時間の長さが変わるんですが、僕らは1時間30分くらいでした。
門をくぐると、実物大のパーシーとヒロが見えます(この2台は走りません)。
少しして転車台で方向転換を終えたトーマスも入線、実物の機関車3台が並ぶ姿は圧巻です!!
もうね「百聞は一見にしかず」の典型です。
“実物”のインパクトというか、分かっていながら夢の世界にトリップような感覚に陥りますね。
あとは単純に“よーこんなモン作ったな”、と。
お台場ガンダムをはじめて見た時と同じ感覚ですねw
車輪もでかい…
んで…“このトーマスフェスタでの過ごし方、チョー重要です!!”
さまざまなミニゲームやアトラクションが用意されているんですが、地味に混んでいて、かつ各イベントの進行が非常に遅いので見た目の行列以上に時間がかかります。
しかも子どもは疲れて眠い時間なので、グズグズモードMAX…
メイン会場が、最大の修羅場と化している親子連れも多数見受けられましたw
自分の失敗も踏まえて、バスツアーの限られた時間でのここの過ごし方のアドバイスをするならば…
『トーマス・ヒロとの撮影』は子どもが泣こうがわめこうがまずクリアし、その後は細かい乗り物などには目もくれず『ラスティー乗車』に走ってください。
撮影に関しては遠くからも色々出来るのですが、人を入れずにトーマスと良いアングルで取るには、しっかり並ばないと撮れません。
この記念写真は泣かれても撮る価値があるので頑張りましょう。
ラスティーに関しては、離れた場所にあり別料金もかかるのでスルーしがちですが“ホンモノに乗れる”というミッションを優先するならば、ここはクリアしておくのがいいと思います。
写真だけ撮りました・・・涙
一方で会場内にあるミニSLや、コイン入れたら走るトーマスは“他でも乗れる”ので、子どもが乗りたがっても親の都合でスルーがよいかと。
ちなみに…今回僕たちがやられたのが、“線路検査用の自転車”
これ自体は良い体験型の乗り物だと思うんですが、いかんせん待つ…。1回1組で、1組あたり3~4分かかるので見た目の行列以上に時間がかかります(30分以上取られた…涙)
時間に余裕があるならば良いですが、今回のように限られた時間内ではスルーが懸命だと思います。
ウチ等はコレのせいでラスティー乗車を諦めることになりました…涙
いよいよ大井川鉄道トーマス乗車
14:00、いよいよトーマスに乗車です。
とりあえず息子サマ、ここまで我慢したトーマス弁当を待ち切れてませんw
てなわけで…
汽笛を鳴らししゅっぱ~~~~~つ!!!
なんですが…
これは鉄道系イベント共通“あるある”
“乗ってしまうと別にふつー”
が発動w
息子タン特にテンションがあがるわけでなし…汗
とりあえず景色も見ずに弁当をパクつきますw
車内販売や写真撮影にくる、やたらクセの強いオバチャン達にキョドりつつw、割と早めに飽き・オネムモードに…
その辺を暖かく見守りつつ、オヤジは車窓を楽しみます。
ちなみにこの路線、座席番号で偶数を引くか奇数を引くかで全く景観が異なります。というか圧倒的に偶数が良い眺めんですが、ワタシは当然のように奇数…涙
これむしろ偶数席を割増料金とかでいいレベルだと思います…
さて、子ども達も飽きはじめた後半、プチイベントが待っていました。
並走する道路に、真っ赤なボディでお馴染み・バーティーの姿が!!
「トーマスとバーティーの競争」といえば、トーマスの中でも屈指の名シーン、この前の映画のオープニングでも長尺で描かれたシーンです。
この辺は見事にトーマスの世界観を再現していますね、これは親もテンションが上がります。
ちなみに、このバーティー、
先述の「乗っちゃうとトーマスが見られない問題」を解決するために作られたそうで、トーマス一緒に出発し、並走してトーマスを臨みながら走るそうです。
ただし、このバーティー様…最近のバスを改造しているため、姿が結構ハイテクです…苦笑
ハイテクな後ろ姿・・・
終点 新金谷駅 ―転車台でのトーマスは必見―
てなわけで1時間チョイの乗車を終え、終点の新金谷駅に到着。
ここでは乗車後は必ず、転車台の方にダッシュ!!!してください。
トーマスの転車作業が間近で見られるのですが、これが“この旅最大の見どころ”と言っていい位にカッコいい!!!!
転車台に入りグルんと一周、汽笛を鳴らして出発する様子は迫力満点!!、あちこちで歓声があがります。
ネムネムだった息子さんのテンションもこれ見て一気にMAXになりました。
ちなみに転車台は乗車駅の「手作業による転車台」の方が有名なんですが、こっちは人が多すぎで満足に見られませんでした…涙
帰宅
帰りは行き程渋滞もせず、割とスムーズに進みました。
息子も疲れていて、それなりに寝てくれたんで楽でしたね。
ひとつ文句を言うならば、到着場所が行きとは違い新宿西口の路上だったんですが、息子と夜の新宿の街を取りぬけるなんてしたくなかったんで、帰りも行きと同じ都庁前のターミナルが良かったです。
「家までが旅行」ということで、新宿から家まで電車(息子の緊張の糸も切れてるし、こっちも疲れてるんでこの時間がメチャシンドかった)に揺られつつ旅を終えました。
その他お土産などについて ―大井川鉄道限定トミカはマストバイ―
この日帰りバスツアーだと、ゆっくりお土産などを買う時間はありません。
トーマスフェスタや着駅にトーマス用の売店コーナーがありますが、遊んだり転車台を見ていると買い物をする余裕はないですね。
もしそれなりにじっくりお土産を見て購入したい場合は、往路最後のパーキングエリア(静岡または、大井川近くの道の駅)で買うようにしましょう。
復路は最初のパーキングエリアが足柄なので、売店にトーマスの面影はありませんw
とはいっても大井川トーマス関係は、限定グッズがイケてないので無理に買うことも無いと思います…
限定Tシャツでもあればいいんですが、権利の関係なのか不思議とないんですよね。
ただし1点、これだけは買っておくべきだと思うのが「大井川鉄道限定トミカ」。
実は大井川仕様のトーマストミカは、トミカのレギュラーラインにもあるんですが、こちらの限定版の方が足回りの塗装とかがリアルに塗ってあるなどディテールが細かく、高級感があります。
また、クリスマス仕様のシールも附属しているのでデコレーションも楽しめますね。
子どもも喜びますし、そう高いものではないのでこれは買ってあげてください!!
ちなみにこのバスツアーでは、車内でもお土産を買うことが出来る(乗車時に購入用紙が配られる)ので、限定トミカとバラ撒きようのお菓子はこの車内販売で買ってしまうのが良いと思います。
まとめ
というわけで、トーマス日帰り弾丸ツアー、ウチの息子のようにトーマス大図鑑のキャラが全部言えるようなトマキチならば、絶対にお金と時間を費やす価値はあります!!
ただし『何となくトーマスも好きよねぇ』位のお子さんは避けた方が無難かもしれませんw
また『移動8時間:遊び3時間』て感じで他に立ち寄り観光もないので、普通の感覚で言ったらコスパは悪いとも思います…
というか、周囲にひなびたいい感じの温泉地が沢山あるので、家族で余裕があるならば迷わず泊りを選択してくださいw
とはいえ“体験型観光”の典型ですし、夏のプチ旅行にはいいと思います(もうこの夏分のツアーは売り切れだと思いますが)
また、メカとか好きならば、親父もテンションが上がると思うんで行ってみる価値はあると思いますね。
ちなみに夏シーズンの運行が終わると、次はクリスマスシーズンに限定で走るんですが、それを聞きつけた息子サマ…
“こんどはクリスマスにいって、ジェームスに乗ろうね”
とのたまわっております…苦笑
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