ちょっと前に雑談をしていて「それにしても最近“歌が上手い”って感じの人がいないよね」という話が出たんですよ。
まぁCD売上でのヒットチャートが「アイドルグッズ売り上げランキング」となって久しいわけで。
ここ数年、数字だけを見ればジャニーズ、AKB、エグザイル、アニメ関係が上位を占め、その間にサザン、ミスチル、B’zなどかろうじてサヴァイブしている大御所と、セカイノオワリや西野カナみたいに時代ごとの若者にフックした人やバンドがわずかながら滑り込んでいるという状況ですからね…
もちろん、数字には出ないところで局地的に話題になったり、世に広まった人ってのはいるわけで、その中には本格的なボーカリストも少なからずいるはず…なんだけど…
ことそれが“お茶の間レベル”ということになると確かに思いつかない。
さて、ここでダンス、アイドルというくくりではなく、歌一本の純然たる“本格派ボーカリスト”というスタンスで世の中に出てきた人を記憶ベースで思い返してみましょう…
ポクポク…
ポクポク…
ポクポク…
チーーーーーーーン
エッと…僕の中でかろうじて出てきたのが…
男:平井堅/女:綾香
だったんですが、みなさまはどうでしょう?
別に特に平井も綾香も好きというわけではないんですが、“本格派歌手”を思わせる人っていうとこの辺かな、と。
その他、平原綾香、Superfly(彼女は全然お茶の間タイプではないがw)あたりもいますかね。女性はそれなりに浮かぶんですが、男は本当にいない…
んで平井堅にしろ綾香にしろ、“最近”とか言っちゃってますが出てきたのは10年近く前ですしね…苦笑。
ここ2、3年…ないし5年としてパッと思いつく人、います?
別にアイドルも否定しないしむしろ好きだし、「あんなに踊れたらいいなー」と思うし、最近のバンドのサウンドのセンスってスゲーなーと感心するんで、今の音楽はそれはそれで全然OK。
さらに言えばもはや僕の年齢は、ターゲットの最前線から外れているわけで、多少付いていけないコトがあっても当然という自覚もあります。
それにしても“フツーの歌と歌手”が無いってのはちょっと異常だと思います。
実際、「はじまりはいつも雨」「Tomorrow never knows」「TSUNAMI」みたいな、聞いただけで誰もが“おおっ!”となる男性ボーカルの名曲ってもう何年も生まれてないわけで。
オッサン臭がダダ漏れますが、やっぱりこれは寂しいですね。
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