Official髭男dism『HELLO』

エレクトロ×ビートルズ=最上級のPOPS

というわけでひげだん様の新曲。
めざましテレビのオープンニングらしいですが、まぁピッタリなポップな一曲でございますな。

 
しかしこのバンド「同じような曲を演らない」な…

マジで世の音楽ジャンルをコンプしに行こうと感じる気すらします。

 

 
さて、この曲を聴いてボクがまず感じたこと…
 

 
演奏、メッチャ上手くなってるぅ~

 
 
実はここ最近の楽曲『I LOVE…』『パラボラ』を聴いていての感想として、楽曲・アレンジの完成度はレベルアップしている一方で、このバンドの最大の魅力のひとつである…

バンド結成半年の高校生バンドのような無邪気なノリ

が幾分無くなっちゃったかなぁ、と少し寂しく感じていたんですよ。

 

各パート、一流の演奏技術を持ちつつも、出てくる音はしっかり「バンド」してるのがこのバンドの超ストロングポイント。

一流のセッションマンを集めても絶対に作れない“バンド”の無邪気なノリ・グルーヴを高い技術と共存した状態で感じられるというのはなかなか稀有な存在で、そこにどうしようもなく惹かれるわけです。

 

 
それがここ最近、売れて制作にかける時間や予算、環境も変わったこともあってか、ボーカルが作る打ち込みの「枠」の支配力が強くなりすぎて、若干バンドのパワーバランスが変わってきちゃってるのかなぁ…という危惧があって。
 

 
平たく言えば、各プレイヤーの”色”がイマイチ見えにくくなってた。
 
 
この辺を寂しく感じていたんですが…今回の新曲で一気に払拭されましたね。

解決方法はシンプル…

強くなった“枠”の中でも輝けるように楽器が上手くなればいい。
 

  
この楽曲がいつ頃制作されたのかは分かりませんが、レコーディング風景をみるとメンバーやスタッフがマスク着用してるのでコロナ騒ぎの後だと推測されます。

ライブが飛び、外出も出来ない中でメンバーの皆さんは自粛期間中…
 

 
オールディーズのコピーとか、スケール練習を延々していたんじゃないか?

 

 

というw

 

 
素人耳でも各パートの“音の説得力”がググっと増しています。

 

シンセのイントロの後でドラム、ベースがインしてきた時の快感!!。

『ドゥッドゥ パッパ ドゥッドゥ パッパ♪』の跳ねたグルーヴがひたすらに心地良い。
メロディアスなラインが得意な印象があるベースも、この曲ではゴリゴリとピックで極太の存在感を出してきます。

低音を飽和させる“今っぽい”サウンド処理に負けずと、リズム隊がさらにどっしりとしたグルーヴを重ねることで、バンドのサウンドがまた一段も二段にも上がった感じがしますね。

そしてそこに乗ってくるギターのカッティングがまた絶品。

珍しくLRで2本のギターパートを入れてますが、歪ませた左チャンネルの細かなフレーズとかも実に効果的です。

 

 
細かいうんちく並べといてなんですが…ざっくりと…

 
“バンドってたのしーー!!!素敵ーー!!!”と思わせてくれるハッピーな演奏です。

 

 

そんな演奏に煽られて…の、この曲最大の山場は、ラストでのどこまでも伸びていくようなロングトーン

YOUTUBEのプロモーション動画でもここのレコーディング風景がピックアップされてますが。

 

 

 
映像が実際このテイクを歌った時のものか、後からプロモ用に撮影したのか分かりませんが、歌い切った時のガッツポーズのカッコ良さ!!(カメラ位置を視線から外してるし、これは本当に歌った時の映像だと思いたいなー)
 

 
ここね、バンド経験者なら分かると思うんですが、このテイクが録れた時のミキサールームの空気を想像しちゃうんすよ。

このボーカル聞いたらその場にいる全員「勝った!!」ってなるから、エンジニアや他のメンバーがアイコンタクトしてニヤッとしたり、ハイタッチしちゃう感じ。

んでもうみんな自分が我先にとトークバックのボタン押して「オッケー!!」って叫びたくなってるという、そんな風景。

 

 
この空気感がバンドかじってたオッチャン的にたまらないわけです。

「バンドいいなー」「バンドやりてーー」と、年甲斐もなくそんな気持ちをくすぐられるんすよね~。

 
 
まとめとして陳腐過ぎて嫌になる表現ですが…

こんな暗い世の中だからこそ、“こういうサウンド大事”そう思わせてくれる楽曲だと思います。

 
 

 




 

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