「座王」オモシレー

年末年始、“インフル寝込み”からの”寝正月”という寝コンボをかましたわけですが。

そのお供としてフル活躍したのが少し前にも書いた千原ジュニアの座王でございます。

現在、2019年の秋放送分まできまして、もう少しで追い付いてしまうと思うと寂しい気持ちで一杯です。

いやーーーマジでオモロい、この番組。

 
前回は見はじめの段階だったんですが、予想通りというか、おそらく関西ではそこそこの人気番組となってるっぽく、2018年後半頃からは「かつみさゆり」「ジミー大西」「トミーズ健」などのオーバーエイジ枠と、ガチな無名芸人の出演はなくなりました。

 
“リアルにしょうもない回答しか出来ない芸人”も面白かったんで、ここは残念なトコロ。個人的にはオーバーエイジ枠だけでも残して欲しかったです。

 
とはいえ、まぁそんな些細なことはどうでもいい位に面白いわけですが。

 
てなわけで、自称「関東イチの座王ファン」として、この番組の魅力を超自己満足でダラダラと語らせていただきます。

 
■『芸人』の成長

劇場に見に行くようなお笑いファンでもない限り、未完成な若手芸人の芸をテレビで定期的に見続けるという機会ってあんまり無いんですよ。

ゴールデンに出る人は基本的にある程度以上のスキルがあるわけだし、深夜帯やネタ番組でも無名な人はピンポイントの出演になる。

ところがこの番組、おそらく吉本的に有望株とされる若手はスベったとしても定期的に使い続けられます。

 
そうするとその中に、素人目に見ても明らかにレベルアップしていくのが分かる人が出てくるという。

 
その代表格がロングコートダディの堂前

 
関東ではド無名なわけですが、この人マジで凄いです。

 
登場当初から他の若手に比べて光るものはあったんですが、それでも開始当初はハマらない回答をしたりスベることも多々あったのが、回を追うごとに回答の精度が上がっていきます。

 
今では番組内で圧倒的な勝率を誇る笑い飯・西田に次ぐ「2番手の実力者」という地位を得るに至っていますね。
 

次長課長・河本やフルポン村上など東京から参戦した芸人が、決まってコメントで堂前の名前を出しているあたり、内輪的にも注目されているんだと思います。

 
強いキャラがあるわけではないので大ブレイクは難しいかもしれませんが、ジュニアをはじめ、審査員で来ているブラマヨの小杉、フット後藤など関東でもMCレベルの芸人の目に多く触れてきているので、これから少しずつ露出が増える気がします。

 
続いて蛙亭・岩倉

「大喜利が強い女芸人」という触れ込みなんですが、その名に恥じぬ名演を随所に見せてくれます。

僕が個人的に嫌いなゆりあんを真っ向勝負な大喜利で完膚なきまでに叩き潰した瞬間は大快感。

あと”お笑い力”が落ちまくっていた南キャンしずちゃんをあっさりとねじ伏せた姿もカッコよかった~。

 
回答のクオリティにまだバラつきがあることと、“劇場的”な小さな世界に入ったネタがたまにあるところが惜しい感じだったりはしますが…。

それでも鋭い回答とフワッとしたキャラとのギャップも良く、もっとメジャーに出てきてもいいと感じる逸材ですね。

 
あとは全然若手ではないんですが、ミサイルマン・岩部がこの番組限定で何故か戦国武将キャラを推しているんですが、開始当初は全くハマっておらず、回答もスベりがちだったのがあるタイミングで”ツボ”を捉え、それ以降はネタ、フリートーク共にこのキャラを活かして笑いを取っていけるようになったのが興味深いところ。

リアルタイムにキャラを固めていく過程が見られたのは貴重です。

■絶対王者「笑い飯」西田

この番組を見ていると「日本一面白い芸人」という地位が確定してしまいます。
それ位の絶対的王者として君臨しているのが「笑い飯」西田。勝利数、優勝数ともにブッチぎりです。

とにかく瞬発力と発想力がケタ違い。
先行で回答した時に、そのクオリティとウケの大きさで後攻の芸人に何もできなくする瞬間がとにかくカッコいい!!

特に特番回での、ザブングル加藤(普段は吉本芸人しか出ないので他事務所芸人との対戦は貴重)とマッチアップが秀逸。

先行で圧倒的な笑いを取り、加藤の「スベる→キレる」の黄金パターンさえ封じて完勝した様には神々しさすら感じました。

あれ、やられた方の芸人は視聴者が見ている以上に内心悔しいと思いますね…。

最近の回では流石にネタ切れし、モノマネなど若干弱い部分に粗が出つつある印象があったりはしますが、“そこから絞り出しての一発”にまた味があるのも良いです。

 
■R藤本(ベジータ芸人)
2019年中ごろから出演しはじめ、今一番勢いのある出演者。
外さない上に爆発力もあります。

「あぁ、ベジータの人」って感じなんですが、じっくりと芸を見ると全く印象が変わります。

この人、メチャメチャ基礎体力があるんですよ。
素が面白い人がキャラを乗せているので、様々な応用パターンが発生しそれがいちいち面白いという。

アムロ芸人・若井おさむとのキャラもの対決では、その違いがありありと出ていました…苦笑。

ぜひ特番でアイデンティティ・田島の野沢雅子と対決して欲しいです。

■ベテランの意地と地肩
長年「スベリキャラ」でやってるようなベテラン芸人の”実は”な基礎体力を感じられるのも座王の奥深い面白さのひとつ。

その決定版がサバンナ八木と王者・西田とのマッチアップ。

「ベッドに入り面白い寝言を言う」という変則大喜利での勝負にて、何故かこの種目にハマるサバンナ八木が、スベリ芸的なことではなく真っ向勝負の回答で王者・西田を寄り切るという。

 
「ヤムチャがフリーザに一太刀入れる」的な展開には感動すら覚えました。

他にも「かつみさゆり」さゆりがキャラでもかつみイジリでもなく、真っ当な大喜利回答で若手のホープ蛙亭・岩倉を制す瞬間や、「トミーズ健の奇跡」などベテランの意地を感じる瞬間はこの番組の見どころのひとつです。

 
この番組については、書き始めると止まりません…

とはいえ百聞は一見に如かず、ネットTVを見ている方は是非「大阪セレクトチャンネル」を入れて『座王』を見てみてください!!!

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