【映画レビュー】クロール -凶暴領域-

久々に全国区で公開された分かーりやすい動物パクパクムービー「クロール -凶暴領域-」を観てきました。

クロール -凶暴領域-

いや、自分の人間としてのセンスの無さ、感性レベルの低さを自覚・痛感しつつ…

好きなんすよぉ~「ジョーズ」に代表される動物パクパク系のパニックムービー。

「芸術性」や「メッセージ性」なんて皆無、時間の無駄・金返せ…となるのが分かりつつ観てしまう…

 
“だが、それがいい”

 
みたいな。

 

でも昨今、この手のジャンルは減っている印象があります。

恐竜、怪獣、エイリアン系では沢山あるんですが、こっちが求めているのは“生身の動物”なんですよ。

まぁ予算が厳しいとか動物愛護だなんだでウルサイとかそういのもあるんでしょうねぇ…

最も僕的には大物監督が潤沢な予算で作るようなものじゃなく、画面から“カツカツ感”が滲み出てくるようなのが理想。

とはいえ単館やインディーではなく、あくまで「メジャー」という土俵で戦ってなきゃダメ。
 
てな感じでくだらねートコにウルサイわけですが…苦笑

 

 
そういう点で、今回の「クロール」…期待作ですね

 
宣伝VTRやあらすじから香しい臭いがプンプンしてきます。

 

 
ご存知のようにお題は「ワニ」。
この手の動物ものでは不動の横綱であるサメに次ぎ、ヘビと双璧をなす大関でございます。
 

 
水陸両用であり、分かりやすいアクションが見どころな反面、その恐竜然とした風貌が”カッコ良すぎる”ため不気味さに欠け、大味になりがちという両刃の剣な素材でございます。

 
昨今の動物ドキュメンタリーブームで「デスロール」という技がかなり大衆に認知されたのでそれをどう取り入れるかも見どころです。

 

 
てなわけでレビューへ。

 
舞台は…えっと…アメリカのどっかw

 
超大型タイフーンが接近している街が舞台です。

 

 
避難のため車を走らせていると道沿いに「ワニ園」の看板。

 

もうこれだけで”サイコー”ですよw

 
是非、熱川の温泉宿を舞台にで日本版リメイクを制作していただきたい

 

 

んで…、

 

ここで勘がいい人はお気付きでしょう。

 
この映画、数週間前の公開直前の頃には、ワイドショーや朝のニュースでそこそこ取り上げられていたんですよ。
 

それが…

 
リアル台風のために一気にNG物件と化します

 

 
いやー間が悪すぎるわー
 
ワニと折半で「台風映画」てなレベルなので内容的にフォローのしようがない…

 

 
タイフーンものの映画、マジで日本では秋の公開は控えた方がいい気すらします。

 

 

 
※こっから先はネタバレになりますので、万が一見に行く予定がある奇特な人は見ないでください。

 

 

 

てなわけで台風が近付いて避難命令が出ているなか、優雅にプールで泳ぐオネーサンが登場。

このオネーサンが今回の主人公でございます。

 

 
「避難区域内に住んでいるお父さんと連絡が付かない」と姉からの電話。
 
このお父さん、奥さんと離婚したばっかりだったりとなかなかに訳あり物件な模様、オネーサンとの親子仲も微妙らしい。
 

 
そんな父の様子をうかがいにオネーサン、避難指示に逆行し警官の制止をも振り切って父親の家がある方に車を走らせます。

 
マジ迷惑行為、救助された後もネットで叩かれまくり確定の行動です。
 

 

 
てなわけで主人公のオネーサン、徹頭徹尾この手のパニックムービーにおける“ご作法”を、メチャメチャ基本通りにやってくれます。

 
昨今ではあえて”外す”演出も多い中、超基本に忠実です。

 

 
先ほどの「ワニ園」看板もそうですが、全体的にこの作品「21世紀になり30年」「令和を迎えた」とは思えないほど『基本通り』に仕上がってます。

 
むしろ3週ぐらいしてここなの?と思える仕上りっぷり。
 

 
予想を1ミリも裏切ってこない清々しさに溢れてます。

 
なかでも…

 

 
オネーサンが落としたスマホを恐る恐る安全地帯から飛び出してゲット、そして…安全地帯に戻らずにその場で119番してワニさんに食われかかる

 

 
このシーンは、ここ十年の映画界でも屈指の名シーンです。
 
「志村後ろ」をガチでやってます。

 

 
間違いなくこの映画でのクライマックスはこのスマホのくだりですね(かなり前半です)

あっ、当然スマホはワニさんに踏まれて”パキっ”と逝きます。

 

 

ちなみに熱川のワニ園に行ったことある人は分かると思うんですが、ワニって基本は動かずに“ダラっと”してて、1ヵ月くらいメシ食わなくても平気な動物なんで、エサ貰って飼育されてた個体が外に出たからって急に揃いも揃って狂暴化するなんてことはないはずです。

 

 
他の作品だと、リアルでの性質に配慮し「下水管で食ってた廃棄物の成分で突然変異した」とか「マッドサイエンティストが知能を高めた」とか申し訳程度の“言い訳”をしたりするんですが、この作品はその辺の忖度一切なし!!
 

 
とにかくワニは外に出たら人を襲うんだよぉ

 

 
と開き直ってる感じは…嫌いではありませんw
 

 

 
造りとしてメチャメチャ狭い空間で撮ってるのも良い感じです。

セット的には「家2件と池1個」で以上。

ちなみに台詞のある登場人物は全部で7人位

 

 
ドリフターズと全員集合のスタッフ、それに石野真子あたりがいれば6倍くらいのクオリティで舞台で完全再現できると思います(古いなぁ…)

 

 
ちなみに先述のデスロール、「回転」の特性を上手く利用したシーンが後半で登場します(これも「志村後ろ」的なノリで笑えます)。

 
それにしてもこの親子、ワニに噛まれまくっても致命傷を追わない強靭な肉体を持っている模様です。

 

 
ラストもあくまでご作法通りの「アンタら以外ほとんど全員死んでるのにそんな幸せ感出すかぁ」でお馴染みのハッピーエンドでございます。

 

 
色々書きましたが…恥ずかしながら…フツーにそこそこ面白いという感想だったりもします…

 

 
なので、アマゾンTVやネットフリックスで配信が始まったり、地上波深夜で流れる時は、ながら見位でチェックしてみてください。

あっ、お金を払うことはおススメしません…

 

 

んじゃ、さいなら・さいなら・さいなら

 

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