【ネタバレ有】ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE@東京国際フォーラム ホールA【20181105】

ASKA

行ってまいりました、ASKAコンサート。
まぁ何度も言ってるとおり、割とテンション的にはローな感じでね、ぶっちゃけ「今見たらどう思うんだろうねぇ…」という不安の方が大きい位だったわけですが…

結果としては…

ま~スンバラシイライブだったわ~、と。

やっぱ”生”の力は凄いです。

一発で引き戻された感じですw

あとASKAに進化を感じられたのが良かった。

 

てなわけでレポートしてみます。

 

復活一発目をオーケストラにしたのには賛否あったみたいですが、個人的には肯定的に受け止めてました。

じっくり『歌』が聴けるという意味ではオケの方がいいですし、前回の時に行けてないんですがDVDで見ると素晴らしい内容だったので、バンド編成で代表曲を並べたライブよりはオケの方がスンナリ入ってくるように思えたので。

会場に入ると緞帳もなくオケのセッティングがされたステージが。
両サイドにスクリーンがある位で特別なセットは組まれておらず”素”の状態です。

定刻を過ぎると同時にオケのメンバーが板付き、続いてコンダクターである藤原いくろう氏が登場し、挨拶の後タクトを振りはじめます。

オープニングは『On Your Mark』のオーケストアレンジ。
歌抜きで聴くと、サビ前の感じとかASKAの曲がひと捻りあるコード/メロディーだってことが良く分かりますね。

ちなみに僕の隣のオネエサマ、本人登場前にもう号泣してます…
いやいや、こっちが醒めるがな…と…汗

曲終了と共にご本人登場、痩せたイメージがあったんですが戻ってね?というのが第一印象w

こんな感じでまだ冷静。

さあ、1曲目は何だ??

と思ってると、オーケストラがまさかの和音を奏でだします…ここから他の曲に展開するのか?と思いきやそのまま歌いだした…

記念すべきオープニングナンバーは…

『熱風』

誰が予想できるねーん??

”練ったねー、ASKA”とw

素晴らしいのが、演られてみるとこれ以外にないという位にしっくりハマるということ。

続けて『Man and Woman』

思わず”うわっ”って声出ました、現状チャゲアスのラストシングルである最高傑作を持って来るか、と。

多少硬さは感じるもののボーカルは絶好調。

というかですね…

『Man and Woman』を聴いた時に感じ、その後このライブ全体を通して思ったこととして…

キャリア40年選手の一流プロシンガーにこんなこと言うのは完全に失礼なハナシなんですが…

率直な感想であり、僕の貧弱なボキャブラリーの中でもっともしっくりくる表現…

ASKA、歌上手くなってる

とw

声量がどうの、声の伸びがとかそういうポイントでは無くて、全体のベースがレベルアップしているという印象を受けました。

でもこの次にやった『I’m busy』は正直、今日に限って言えば他に聴きたい曲、やるべき曲があったように思います…苦笑

短いMCを挟み、満を持しての『はじまりはいつも雨』。
昔『PRIDE』でもやっていた澤近氏お得意のピアノのペダルポイントを活かしたアレンジが良かったです。

『同じ時代を』もアレンジが素敵でしたね。
サビの裏でのポリリズムが印象的、前回でASKAがオーケストラをバックにした歌唱のツボを完全に抑えたことで、より思い切ったアレンジが可能になっていた気がします。

続いては前回のシンフォニックで大きく跳ねた『迷宮のReplicant』。
生で聴きたかった曲なんで再演は素直に嬉しかったです。

第一部の締めは『しゃぼん』。
これ聴いちゃうと、なんだかんだ一番『響く』のは、”今”描かれた曲なんだなーと感じるところでした。

ここで“クラシックの決まりに沿った”ということで幕間の休憩を挟みます。

 

こちらも少し話題を変えて、”ASKAのオーケストラコンサート”自体について。

前回のDVDからもそういう印象は受けましたが、コンダクター&アレンジャーの藤原いくろう氏は、このコンサートを「ポップスのボーカリストがオーケストラをバックに歌うコンサート」ではなく、”純然たるクラシックコンサート”として位置付けようとしているのが伺えます。

一応PAは通していますが音量バランスは基本的には”そのまま”にして各楽器の強弱と抜き差しで抑揚を付けていますし、ボーカルも不必要なリバーブやディレイはほとんどかけていません。
曲によってはそもそも“そのエフェクトありき”のようなボーカルパートも「クラシックでPA処理とかねーし」と突っぱねている印象すらありますw

あと『ビート』『グルーヴ』というクラシックには存在しない概念は一切排除しにかかっていること、これがメチャクチャ素晴らしい。

アップテンポの曲や、重いリズムが欲しい曲なんかでも、安易にマーチングっぽいアレンジにしたり、パーカッションで”疑似ビート”みたいなのを作らずに、あくまでストリングスの“うねり”やブラスのアタックで抑揚を構築しているのが見事、これによりオーケストラの醍醐味を感じることが出来ます。

生オケをバックにしても、ドラムを入れたりパーカッションでリズムを組んじゃうと「元の曲にただストリングスを入れただけ」で面白みが半減しますしね。

で、その完全なる”クラシック”のフィールドにフィットさせているASKAのボーカルの凄さですよ!!。

よくあると思うんですがポップス系の人がオーケストラバックに歌った時の“浮いてる感”、ASKAは前回のシンフォニックでこれを完全に克服しています。

そして今回のライブではそれをさらに進化させているという印象がありました。
もうオペラ、カンツォーネとかそっち方面の歌手のレベルでオーケストラをバックにしても自由に歌うツボを心得ている感じです。

サビ前なんかで、もの凄い感情を入れて歌ってる時にも、しっかりと指揮者が導く、ある意味ではメカニカルなクレッシェンドに沿って声をコントロールしてたり、自分がロングトーンになった時に裏の楽器がどういうフレーズを弾いているかを完全に把握して自身も楽器の一部としてアンサンブルを構築している印象があったりと、オーケストラに対する理解度やフィッティングが段違いにレベルアップしていると感じました。

恐ろしいのがこれ、特別にクラシックを勉強したというよりも、おそらく”感覚として掴んでいった”と思われるところです…
音楽に関して言えば”耳と感覚”はやはり天才なんだと思わされます。

 

てなわけで幕間終了、後半戦へ。

後半戦アタマは『FUKUOKA』『未来の人よ』『修羅を行く』と新曲を3曲。
『しゃぼん』同様、最近の曲はやはり自然に響きますね。

ただ…うーん…これだけの感動の中でも…、最近の歌詞…ちょっと苦手かなぁ…苦笑

 

最近の曲をチェックしていない僕のようなファンがちょっと??となりかかったところで『MIDNIGHT 2 CALL』。

この曲生で聴くの初めてだわ~。
シブがき隊の曲だけあってベタ中のベタで歌詞、わけー。
特にこれ、というエピソードがあるわけではないですが、背筋の当りがゾワッとする曲ですw

さぁ、ここからがラストに向かってハイライト、一気に~

『君が愛を語れ』『月が近づけば少しはましだろう』『YAH YAH YAH』『PRIDE』

じゃ、さようなら―、とw

もうね、このブロックは今まで見たチャゲアス、ASKA関係でもトップ3に入る素晴らしさでした。

今まで何度となく聴いた曲のベストテイクが次々と更新されていく感じがたまらなく快感でしたね。

ボーカルに鳥肌が立ちまくり。

特に『月が近づけば少しはましだろう』と『PRIDE』で起こった、「自然と湧き出た心からの拍手」は涙ものでした。

あとオーケストラ的にいえば『YAH YAH YAH』をあえて“ノラず”に、メゾフォルテ位で終始抑えてたのがニクいです。

これによりフォルテシモで観客の熱に合わせていくよりもずっとドラマチックに仕上がっていたと思います。

 

アンコールでは『SAY YES』も演奏。
久々に生で聴くといい曲です。

オーラスは『今がいちばんいい』
予想でも書きましたが、意外にオケが合うと思ってたんで、ここは”やはり”という感じでした。
それまでの流れありきとなりますが、この位置で演奏しこの曲で終わるってのは素直に良かったと思えました。

 
と、いうわけでやっぱりASKAスゲェと素直に感動する素晴らしいライブでした。

 諸々色々な感傷抜きに”イチコンサート”としてメッチャ楽しめた、それが何より良かったです。

 

来年のバンド編成の通常ライブも楽しみです☆☆。

まぁ個人的にはASKAのコンサートはむしろベースがオケでいいんじゃね?とちょっと思ってたりしますが…苦笑

 
■セットリスト
On Your Mark(オーケストラ)
熱風
Man and Woman
I’m busy
はじまりはいつも雨
同じ時代を
迷宮のReplicant
しゃぼん

FUKUOKA
未来の人よ
修羅を行く
MIDNIGHT 2 CALL
君が愛を語れ
月が近づけば少しはましだろう
YAH YAH YAH
PRIDE

SAY YES
今がいちばんいい

 

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