音楽とかギターとか育児とかテキトーに

どこぞの馬の骨が、ダラダラと浅い知識を殴り書くブログ。

『Too many people』でドライブ…がっ…

この前実家に帰った時に『Too many people』を車内で聞きながらドライブ。
スピーカーからそれなりの音量で聴く機会はほとんどないんで、わざわざCD持って帰りましたw

てなわけでメッチャ楽しみに再生…したんだけど…

ムムム…音圧というか音の広がりというか…イマイチ“グッと”来ない‥

俗にいう“デジタル臭さ”が目立ち、どこかしら“人工感”、“スカスカ感”が僅かながらあり、音に入り込んでいくのを妨げているという感覚がありました。

全くカスタムしてない軽自動車のショボ音響だから仕方ないとはいえ、他のCDではそういう感想にはならんのですよ。

『マスタリング』という工程の究極の目標は『どんな再生環境でも同じ聴感で聞ける音』ということを考えると、そこに弱点があるなぁ、という印象。

自宅の再生スピーカー(安物とはいえDTMモニター用)、ヘッドフォン、オーディオプレーヤーでのイヤホン…では気にならなかったんですけどね…

昨今のJ-POPの多くは、ユーザーの再生環境に合わせて、携帯機器でヘッドフォンで聞いた状態が一番良い音になるようにチューンしてあるというのを聞いたことがありますが、ASKAの音楽の性質上それは考えにくい気がします。

『kicks』みたいに、クラブ系だったり打ち込み重視のサウンドだったら気にならなかったんだろうけど、フォークをベースにした生楽器主体の曲が多いだけにその辺の差は顕著に出ちゃいますね。

この辺は制作環境・予算の制限が出ちゃってるんだろうなぁ、という印象です。

もちろんこの作品も一流のエンジニアがプロユースのスタジオで全力で仕上げたんだと思いますが、※ヴィンテージのアウトボードを使えてたところがプラグインになったり(何となくこれが大きい気がする)など、ほんの僅かな“最後のひとさじ”での差が生まれてしまっているように思います。

元々リッチで豊満なサウンドがASKAの世界観であり魅力なだけに、この辺のサウンドメイクでロスが出るのはやはり厳しいなぁ、と。

『GUYS』のように、世界最高級のレコーディング環境で、ひとつの音を決めるのに何日もこだわって制作してきたような作品を知っているだけに、この差を感じてしまうと一抹の寂しさを覚えますね…

もはやない物ねだりかもしれませんが、アビーロードみたいなスタジオで贅を尽くしたレコーディングを下手作品をまた聴きたいなぁ、なんてことをちょっと思ってしまいました…。

  

※ヴィンテージのアウトボードを使えてたところがプラグインに

音を加工するいわゆる『エフェクター』と呼ばれる機材(カラオケで言うエコーとか)のうち、スタジオに置かれる、ミキサー内蔵ではない独立したハード機材を総称して『アウトボード』と呼ぶ(ミキサー内臓のものを『オンボード』と呼ぶのでその対語)。
1台あたり大体昔のビデオデッキとかデスクトップPC位の大きさがあり、プロユースの物はメチャメチャメチャ高価(ヴィンテージのは数千万とかする)、しかも真空管を使っているものなどはメンテも大変で『高い、場所を取る、壊れやすい』の三拍子でスタジオの経営を圧迫する。

一方これらのハード機材の特徴を解析しソフトウェア化、パソコン内の処理で同等の加工が出来るようにしたものを“プラグイン”と呼ぶ。

現在はレコーディング自体がほぼ100%デジタルという事もあり、プロアマ問わず9割方プラグインでの作業が主流。技術の進歩に伴い音色的にも、プロがブラインドテストしても分からないようなレベルにまで来ている。

がっ!!、所詮はデジタル、音楽に対する本質的な部分でアナログなハード機材にはかなわない部分もあり、現在でも生楽器を主体とするサウンドを造る場合は、プラグインをベースにしながらも、隠し味的にアウトボードを併用して製作をする場合が多い。

ちなみに山下達郎なんかは未だにデジタルを否定し、オールアナログ機材で製作してたりするが、今となってはこれは超贅沢な製作環境である。

以上、クソ長いインチキ講座でしたw

 

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