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『I'm a singer』 ~チャゲアス・ASKA1曲レビュー~

CODE NAME. 2 SISTER MOON

やっぱり楽曲ってライブで1回生で聴いたかどうかってのが重要だったりしまして。
生で聴くとその曲に“血”が通うとかそんな感覚があります。

そういう意味では、僕にとっては『BIG TREE』を生で一度も聴いたことが無いというのが心残り極まりなかったりしますね(「SAY YES」「BIG TREE」ツアー以降では、アジアツアーか札幌のカウントダウンでしか演っていない)。

まぁ“演ってる/過去に演った”のに聴けないというのは惜しい、という気持ちなんですが、一方で“一度もツアーで演奏されてない”という“生で聴きようがない”曲というのもあったりします。

セット全体の流れや、その時の気分などさまざまな要因はあると思うんですが、“どうしてこの曲やらないの!?”、“毎度毎度、野いちごとかムーンライト、終章やるなら、こっち演ってくれよ”(←超個人的感想です)とツッコみたくなる名曲も数多くあります。

チャゲアス関係で、代表的なものとしては、先日紹介した『Knock』や『Natural』『VISION』(アンプラグドでは演ってるけど、ツアーでは未演)あたりでしょうか。
この手の楽曲に、僕が“裏王道パターン”と名付けた「ASKA詞/CHAGE曲」の楽曲が多いのは、リハでの主導権を明確にしづらいのかな?などと邪推してしまいますがw

てなわけで、本日の1曲『Code Name2 -Sister Moon-』収録の『I'm a Singer 』もそんな「ASKA詞/CHAGE曲」な楽曲です。

CN2のアルバムツアーが無かったため、一度もライブで演奏されてません。
ASKA詞なんでChageソロでも演る確率は低いだろうし、マジでこのまま陽の目をみないのか?という感じなんですが…涙

この曲、ヒジョー――に名曲です。

Chageのやもすればクドくなりがちな甘い声質が、この曲の世界観に非常にマッチしてますし、『イギリスの若いバンドをイメージした』というUKロックっぽいダーティーバンドサウンドも秀逸。

そこにヨーロッパ映画のような(ヨーロッパ映画をよーしらんけどw)、アングラ庶民の退廃感みたいなものを感じる歌詞が色を添えます。

「『イギリスで一番多い職業はシンガー』という話があり、この国では肉体労働者だろうがパブなどで歌を歌ってたら、その人は『職業は?』と聞かれたら『シンガーだよ』と答える」とか、そんなエピソードがモチーフだったはず。

英国は“国民総中二病”ということでよろしいのでしょうか?w

確かアルバムが出た時に表紙を飾った「月刊カドカワ」のコピーが『運命に勝ちたいじゃない』だったと思います。

今んトコロ勝ててませんがw(今後に期待)

この曲の歌詞、チャゲアスの下降線を感じていたASKAが“ホンネ”を忍び込ませたという気がしますね(それをChageに歌わせる、とw)

本人もお気に入りと言っていた

『隣の主人は俺をとても嫌ってる だけどワイフはずっと俺に興味を持ってる』

という表現が秀逸。

なんせ”ワイフ”ですよ”ワイフ”、「アパルトのミセス」以来の衝撃ですw

その他にも、この曲にはグッとくる表現が多数あります。

『俺のこと新しい彼に話してるかい 遠回りだったと』

『足元に積み上げた雑誌の記事は イージーに稼げると誘う
上手い話は 避けてきたんだ 俺は 俺は何とかやってる』

今の状況だからこそ、ASKAのこういう退廃感のある世界観と皮肉な描写は、もう少し再評価されていいと思いますね。

ライブで映える曲だと思うし、やっぱり生で聴いてみたいです。
個人的にはASKAボーカルでカバーして欲しいと思ったりもします。

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