CODE NAME2.SISTER MOON [CHAGE & ASKA]

CHAGE and ASKA : CODE NAME. 2 SISTER MO C&A

CHAGE and ASKA : CODE NAME. 2 SISTER MObundan_mark

発売日:1996年4月22日

「CHAGE&ASKA」という棚に残ってた食材を全部ぶっこんで煮たら、意外にも超美味しいものが出来ました、てな作品

  • 完成度:★★☆☆☆
  • ポップさ:★★★☆☆
  • アート性:★★★☆☆
  • ツッコミ所:★★★☆☆
  • 初心者向け:★★★★☆
  • マニアック:★★★★☆

「2」と言っときながら「1」とサウンド的なつながりは一切なし、ビジュアル系みたいなアートワークが謎のジャケット、リリース後は絶賛ソロ活動・・・とかなり不遇な印象があるアルバム。

“SAY YES様のご威光”もすっかり無くなった感があります。

今から振り返れば、このアルバムのリリース前後で“CHAGE&ASKAを1回解散してもよかったのでは?”という気もしますね。

と、色々ディスっていますが・・・汗

アルバム自体はかなり素晴らしい内容です

変な例えですが、『CHAGE&ASKA』という棚に残っていた食材をとにかく鍋にぶち込んでグツグツ煮たら、元々の素材の良さもあり意外にもメチャメチャオイシイものが出来た。とかそんな印象です。

ビートルズで言えば「ホワイトアルバム」。
各自が好き勝手やったらそのバラバラ感がいい方に転がった感じかと。

でもホワイトアルバムと異なることは…何故か共作曲に名曲が多いこと。
この頃のグループの状態が良かったとは考えにくいんですが…ここはかなり興味深いポイントですね。

「ASKA詞/CHAGE曲」パターンは隠れた名曲が多いんですが、それが最も活きているアルバムだと思います。

『Sea of Gray』『I’m a Singer』『港に潜んだ潜水艇』と、皮肉が効いた刺のある歌詞のが魅力的な曲が並びます。『Believe It』や『Knock』などもそうですが、このパターンは自曲の歌詞とは違う世界が展開されるので面白いです。
個人的には『I’m a Singer』はASKAボーカルで、復帰後のライブで歌ってほしい曲ですね。

一方で『青春の鼓動』『ONE DAY』など、2000年以降のライブでキーとなる明るいポップナンバーも収録されています。

また、このアルバムの曲という印象は薄いですが、『NとLの野球帽』『on your mark』という両氏のテーマともいうべき超代表曲も楽しめます。

サウンド的にはマルチマックスでお馴染み、明らかに“CHAGE派”な村上啓介氏がASKA曲も含め全編アレンジに参加していることが肝。
『青春の鼓動』に代表されるどこかビートルズ・英国を思わせる、レトロ感のある質感が、アルバムに“ギリギリの統一感”をもたらしている気がしますね。

このアルバム、いつもの十川・澤近的なゴージャスサウンド主体だったら、かなり寒い作品になっていた気がします…

それにしてもASKAの詞は本当に凄い。
1曲目『もうすぐだ』のどアタマ『夏の焼けた石を耳に当てる 水の落ちる音を待つ』、これって海水浴で耳にたまった水を蒸発させてとるおばあちゃんの知恵的なものらしいんですけど、それをこんなにカッコよくしちゃうというw。
ホントこればっかはJ-POP界でも群を抜いてますね。

コアな感じに楽しむのにいい感じに面白くなってきた作品ですが、一方でヒット曲こそ入ってないですが、非常に聴きやすく、実は“初心者にオススメ”な作品でもあると思います。

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コメント

  1. ムーミン より:

    私の中で、当時チャゲアスから離れてしまったのが、この作品です。
    去年のあの一件から、再び聞き始めて(実家に置きっ放しになっていたCDを全部持って来て、かつ持っていない分はamazonで購入)、このCN2にハマってしまいました!
    「C曲A詞」のパターン、大好きです!
    このパターンの作品、何となくASKAさんの詞が「女なんてどーでもいいぜ」的な歌詞が多い気がするのですが…でもそれが格好良いです!
    高校生だった当時は、やはりその他大勢の俄ファン同様、この作品の良さがいまいち分からず、チャゲアスの音楽が路線変更してしまった様に感じ、離れてしまいました。
    ファンの皆さんが好きな「On Your Mark」、実は私はサビがあまり好きじゃありません。。サビよりAメロBメロの方が好きです(変わってますか?)。
    とにもかくにも、面白いアルバムだな~と20年程経って思うようになりました。

    • masak0521 より:

      まぁぶっちゃけサウンドに「華」がないですからね・・・
      こっちから「聞こう」と思わないと良さが分からないタイプの作品はポップスとしては微妙ですし、決して大衆にはウケませんからね。

      「C曲A詞」は何故かASKAのジゴロ魂に火がつくというw
      自曲よりも客観的に書けるとか理由はあるんだと思いますが。

      あとボクも「on your mark」があんまり好きじゃないっす。
      どーも世界がいい子で広すぎる気がしちゃうんですよねぇ。。。

      しかし気が合いますねーw

  2. かーなー より:

    本当は、2枚対になる楽曲が揃っていて、その“2”を寝かせてツアーを回って「いざ!」となったら、ほとんどを作り直すことになった…ライヴの再現性を意識したとも思えるアルバムですよね。
    「この後のツアーがおもしろい」というときに限って棒に振ってしまうことの多い気がします。
    ASKAソロの『NEVER END』が“ひとりチャゲアス”ならば、こちらは“ふたりソロ”なアルバムなわけで(この後ソロを挟んで出した『NO DOUBT』なんから更に振り切っちゃっていますが…)、CHAGEはともかくASKAは欲を張らずにグループの活動に目を向けるか、おっしゃるとおりの解散としても良かったのかもしれませんね……。
    歌詞もそうですが、字数にとらわれない散文詩もまた秀逸です。グループとしては散文詩がブックレットに載る最後のアルバムだったと記憶しています。

    • masak0521 より:

      CN2は本当にライブ向きの曲が多いんで、これをメインにしたツアーがあってもいいと思いますね。
      個人的には凄く好きな作品ですが。

      確かにこのちょっと前あたりから半歩位ずつ打つ手が遅れるんですよね・・・

      >散文詩
      ボクもこれ好きですね。
      いろんな楽曲のモチーフがあったりもしますし、これを楽しみにCDを買っていたところもありますね。