音楽とかギターとか育児とかテキトーに

どこぞの馬の骨が、ダラダラと浅い知識を殴り書くブログ。

子どもとの日々

はしれ!たくはいびん

はしれ!たくはいびんbundan_mark

文:竹下 文子
画:鈴木 まもる

「くだもの」「車」「探す」っていう、子供ウケキーワード3つが絶妙にミックスされた名作。

  • 子供食いつき:★★★☆☆
  • お笑い:★★☆☆☆
  • ストーリー性:★★★★☆
  • ロマンチック:★☆☆☆☆
  • ためになる:★★★★☆
  • アート性:★☆☆☆☆

宅配便に出した荷物が、いくつもの工程を経て相手のうちにたどり着くまでを忠実に描かれた作品。

パッと見は“地味”だし、メチャメチャ“普通”なんですが、細かな書き込みと計算が光る“職人”な仕事が見事な作品です。
最近の絵本に多い「ヘタウマ」「インパクトありき」みたいな方向性に疑問を感じているんで、こういう丁寧な書き込みは好感が持てます。

息子的にも最初の食いつきは悪かったんですが、配送センターにある無数の荷物の中から「リンゴの箱を探す」という楽しみを覚えたり、トラックが道を走るシーンで描かれた多様な乗り物に気付いていくうちにすっかりお気に入りの一冊に。
丁寧かつ基本の構成がしっかりした内容なので、飽きにくく長く楽しめるものになると思います。

子どもの視点を邪魔しないところで大人も楽しめるネタが仕込まれているところもGOOD。配送センターの看板の文言とかにクスッと出来ます。
あと作者がファンだと思われる、随所に散りばめられたビートルズネタにはグッと来ます。

※当作で確認できるビートルズネタ
・夜中の高速道路シーンで、走る車の中に「Beatles Japan Tour」と書いてあるトレーラー
・街の情景に描かれた横断歩道にアビーロードな4人(向こう側にはしっかり白いワーゲン!)
・ビルの屋上でルーフトップコンサート(ジョージが宅配便の荷物を受け取ってるのが笑える、またこのビルの1階には緑のリンゴが描かれているところも芸が細かい)

【購入する】

-子どもとの日々