音楽とかギターとか育児とかテキトーに

どこぞの馬の骨が、ダラダラと浅い知識を殴り書くブログ。

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橋ものがたり

橋ものがたり 藤沢周平bundan_mark

藤沢周平

江戸の「橋」をテーマにした、人情話の短編集

  • 完成度:★★★☆☆
  • 歴史度:★★★☆☆
  • 人情度:★★★★★
  • 殺陣度:★☆☆☆☆
  • 初心者向け:★★★★☆
  • マニアック:★☆☆☆☆

江戸にかかる『橋』をテーマに展開される人間ドラマ。
恋愛や親子等の切ない話が詰まった短編集です。

収録作品をいくつか紹介すると、

・思い違い
同僚の男からも”ブサイク”と馬鹿にされる男が、毎朝仕事に行く時に橋ですれ違う女性に惹かれる、ひょんな事から知り合いになる二人だが・・・

・約束
好意を寄せる男が奉公に上がったことに。会えなくなった男女は、男の年季が明ける五年後に馴染みの橋のたもとで会う約束をする。
そして5年後、橋で待つ男、現れない女・・・この間に互いに言えないような経験もし大人になっているふたりは・・・

こういう話を読んでいると、『人間なんて本質は何百年経ってもそう変わりがない』とか思います。
恋愛、親子、仕事等の人間関係に金銭問題、それらが絡み合って日常を作っていき、どんな庶民・凡人のなかにもどれぞれのドラマがある、そんなことを改めて考えさせられます。

個人的には『永代橋』『門前仲町』など、僕が今住んでる場所の近所が登場するのも、当時の様子を色々と想像出来て面白かったりします。

難しい表現も少なく、非常に読みやすい作品なので、女性読者が藤沢周平に最初に触れるのにも最適だと思います。

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