音楽とかギターとか育児とかテキトーに

どこぞの馬の骨が、ダラダラと浅い知識を殴り書くブログ。

C&A

再考CHAGE&ASKA年表 2001年

2015/05/17

NOT AT ALL / CHAGE & ASKA

まずはじめに、誤植のお知らせを。

前記事、2000年に置いてカウントダウンのグッズを「CHAGE&ASKA博多ラーメン」「CHAGE&ASKA梅ヶ枝餅」と書きましたが…

「CHAGE&ASKA明太子」が抜けていました。

謹んでお詫びさせて頂きます。

と、いうわけで…

21世紀のチャゲアスが本格始動。

推測ですが、この近辺で解散に関しての真剣な話し合いがもたれていたような気がします(まぁ今思えばここで1回解散しちゃったほうが良かった気もしますが…)。

とりあえずチャゲアス継続を選択、運営会社やサポートメンバーも一新した、新体制のふたりを追っていきましょう。

■シングル「ロケットの樹の下で/ふたりなら」リリース
ASKAが「まだやれる!」と気合いを入れて送り出したシングル。

ホント~~に分かりやすいASKAサマ…
サビの歌詞は「ここは途中だ」w

久々の“らしい”壮大な曲。沢山あるように感じますが、実はこの手の大曲ってそんなに多くないんですよね。

「俺はまだやれる―」「まだイケてるイケてるイケてる」とブツブツ言い聞かせながらスタジオにこもっていたと思われ。

ググッとくる曲と歌唱は流石。特にCメロの歌詞とそれにマッチしたメロディーが織りなす抒情感が見事です。

一方のCHAGEは祝!再婚記念でラブソングの名曲「ふたりなら」を収録。
CHAGEの書いた歌詞を見たASKAが「テレがある」といって「書き換えられるさ ふたりなら」というフレーズを足したというエピソードは大好き。

さまざまな問題・軋轢はあれど、この頃はまだ「ふたりでチャゲアスを立て直すぞ」という気概があったんでしょうね。


■シングル「パラシュートの部屋で」リリース

久々のポップなラブソング。
「恋人はワイン色」や「no no darlin'」的な質感を持つASKAの真骨頂ともいえるべき名曲。

久々に狙ってる感じですね、本人たちにも手ごたえがあったと思います。
『大手保険会社のタイアップも付けた、さぁこれでOK!』みたいな感じが会議室ではあったんでしょうw

ただこの頃は既に、「名曲+ドラマやCMのタイアップ」てだけじゃセールスにつながる時代では無くなっていたという…。
ipodの出現などもあり、ミュージシャン全体が活動スタンスの見直しに迫られている時期だったりするわけで。

「ロケ樹」にしろ「パラ部屋」にしろ、充分キャッチ―な名曲なんですよ。ASKA的にも気合いに溢れて書いたんだと思うし。

ただ楽曲以外が「目指せミリオン!」てな目標と成功体験に基づくプロモーションじゃどー考えても満足のいく結果にはつながらない時期にきていた、と。
この辺の時流をしっかり読んでバシッっと言えるスタッフもいなかったんでしょう。

まぁ「10万枚で大ヒットです」とか言われて、頭では理解しても「数年前の10分の1以下かぁ」という現実との折り合いがつかないってのは分かる気はしますが…苦笑

曲自体は文句なしの名曲なんですけどねぇ…。
この曲がスマッシュヒット位してたら、今後の活動も変わった気がしますな。

ちなみにこの曲、当時スランプに陥っていたポルノグラフィティがこれを聴いて復活したというエピソードを持ってたりします。


全く歌詞と画があっていない気持ち悪~いプロモ。
何故って「プロモのロケ日に詞が出来てなかったから」w
メロディーだけ流して映像を録ったらしい。「逆に面白いものが出来た」とかアーティストらし~く言い訳してたけど、こんな妥協の産物をOKしてるようじゃそりゃダメだわ。

■アルバム「NOT AT ALL」リリース
ど~にかこ~にかという感じでアルバムリリース。

でも発売時点でほとんどの曲がシングルでリリース済みだったため、純粋な新曲は3曲くらいっていう消費者的に”ふざけるな”状態で世に出た作品…苦笑

とはいえこのアルバム、時間を置いて耳をサラにして聞くと非常に名盤。
ASKAラブソングの集大成ともいえる「鏡が映したふたりでも」、ノスタルジーあふれるストーリーが秀逸な「C-46」などラブソングの名曲が多く、この時期にしては華やかな印象があります。

今聞くと「あの素晴らしい時代をもう一度」的な裏テーマがあったのかな、と感じますね。「SAY YES」のカップリングである「告白」のセルフカバーを入れているのも願掛け的な意味合いがあったのでは?

一方で歌詞にこだわるASKAが、作詞協力として松井五郎を全面起用しているあたりに制作における苦労も伺えますが。

決して万全とは言い難い状況の中でも「ベストを尽くした」というのを感じる名作ですね。
同時に「CHAGE&ASKA」としてふたりが高いモチベーションで協力して作った最後の作品とも言える気がしますが…


これもシングルなんですけど・・・もうアルバムと一緒な印象なんで個別紹介はカット・・・苦笑
弘兼憲史の「黄昏流星群」でこの曲をモチーフにしたつまらないマンガがあったりします。


久々のCHAGE曲A面シングル(多分この前って「ロマンシングヤード」だよな?)
でももうアルバムと一緒な印象なんで・・・以下略。
てか壮大なんだけど入ってくるものがイマイチないあんま好きじゃない曲

■ツアー「NOT AT ALL」
バンドも一新、アルバムタイトルを冠してのロングツアーを敢行。

このバンド変更は本当に良かった!
ちょっと不器用で職人肌な雰囲気のある腕利きなプレイヤーを集めて、非常に男臭いサウンドを作ってましたね。
基本的にはこれまでチャゲアス関係で使ってきたプレイヤーの寄せ集めなんですが、絶妙な人選だったと思います。

そんな中、ASKAの声の不調は相変わらずも、非常にテンションの高い若々しいライブを展開。セットなどはシンプルになるも、繊細な照明やサウンド面の改善などでは妥協のない姿勢をみせ、音・演出的にもハイレベルなステージを届けます。

ファンからの評判も良く、フェス出演やアリーナでの追加公演も難なく乗り切り、チャゲアス健在をアピールするには十分な活動だったと思います。

久々のタフな移動や、他バンドと混じってのフェス出演などに新鮮さや刺激を感じたり、マイナスポイントを愉しんで前向きなモチベーションに変える余裕や若さがまだふたりにあったんでしょう。

ただね…この時の成功体験が…その後…

“困ったらロングツアー”

という最も間違った方向に行かせてしまったのではないか?という気もします。


<よだん>

オリジナル曲のバンド経験者なら分かると思うんですが、新曲がない状態でライブ本数を増やすと確実にバンドの基礎体力を削り、空気を悪くします。
んで客が入らないバンドなら即解散となるんですが、そこそこ客が入るバンドだとそれこそガーゼで心を切るようなジワジワとした劣化に晒されます。

チャゲアスは武道館規模のステージをこなしながら、この劣化スパイラルに陥ってしまっていた感じがありますね…


このバンドで生き返った代表曲かと。
甘く切ない歌詞なんだけど、それを無視してゴリゴリの8ビートで演奏することでライブナンバーとして新たな一面を魅せたと思います(ただこの後ライブでやりすぎw)


超名曲、メロディーの美しさが素晴らしすぎる。
ASKAラブソングの最終形と言ってもいい1曲。


<おまけ>
このCMはイケていたと思う。
まだ色々遊ぶ余裕があったんだなー


-C&A